スペンサーシスターズは打ち切り?理由・シーズン2の可能性&神回3選を解説!

ミステリー作家の母と元警官の娘がコンビを組む、カナダのミステリードラマ「お騒がせ探偵!スペンサーシスターズ」。

実はこのドラマ、シーズン2が制作されないことが決定し、ファンをがっかりさせました。

本記事では、「なぜ打ち切りになったの?」「シーズン2の可能性はあるの?」「ママ役のリー・トンプソンの現在は?」「おすすめエピソードは?」という、「お騒がせ探偵!スペンサーシスターズ」に関するあらゆる疑問について徹底的に深掘りしてお答えします!

スペンサーシスターズ|なぜ打ち切りに?

結論:視聴率と放送枠の不遇が影響したため。TV業界の混乱も打ち切りの一因です。

カナダでテレビ業界が大混乱

カナダのミステリードラマ「スペンサーシスターズ」は、2023年にシーズン1(全10話)が放送され、固定ファンを得ましたが、2024年5月にシーズン2の制作中止が公式発表されました。

TV局の広報担当者は、「お騒がせ探偵!スペンサーシスターズ」打ち切り理由を明らかにしていません。

ただ、カナダのTV業界は近年、ストライキや再編成などで混乱が続いています。「スペンサーシスターズ」もその“巻き添え”になったと見られています。

特に影響が大きかったのは、放送枠の変更。当初はゴールデンタイムに放送されていたにもかかわらず、徐々に金曜夜の遅い時間帯へと移動させられたのです。この変更により、視聴者の離脱が進み、注目が激減した可能性が高いです。

日本でも最近フジテレビ問題など”いろいろ”ありますが、カナダでも同様なのですね!

スペンサーシスターズもカナダのテレビ局の”いろいろ”に巻き込まれたことが打ち切りにつながったようです。

シーズン2はあるの?可能性は?

現状では公式に「制作中止」とされており、シーズン2は予定されていません。ただし他社制作での継続の可能性はゼロではありません。

シーズン1(全10話)が2023年に放送された後の2024年5月に、CTV(カナダのテレビ局)シーズン2の制作を行わないと正式に発表しました。

シーズン2が制作される可能性は?

公式に制作が打ち切られているので、シーズン2が制作される可能性はありません。

ところが、ママ役で主演のリー・トンプソンが自身のInstagramで、「誰かがこの素晴らしい番組を引き継いでくれることを願っています。」と述べているのです!(2024年5月投稿)

他の会社が権利を買い取って、続編を作る可能性も0%ではないかもしれません。実際、最近の海外ドラマ業界では、「キャンセルされた作品が他局やストリーミングで復活する」ケースも少なくありません(例:『Lucifer』や『Manifest』など)。ファンの声が後押しになる可能性も十分にありますね。

スペンサーシスターズ神回3選|おすすめエピソードはこれ!

ミステリー好きが唸る「緻密な構成」「意外性」「サブプロットの妙」な3話を厳選。ネタバレ注意です!

1位 第9話「ハリウッドスター殺人未遂事件」

映画の撮影現場で俳優が倒れ、共演者のキャンディスが逮捕されます。

このエピソードの推しポイントは、謎解きがテンポよくサクサク進むこと。無駄な引き延ばしがなく、事件の真相に向かってストレスなく導かれる構成は、近年の“テンポ重視”志向の視聴者にもマッチしています。

加えて、サブストーリーがとても充実しているのが特徴です。

たとえば、母ヴィクトリアのデート相手・ビリーの正体が次第に怪しくなっていく展開や、ダービーの親友ゼイン・グレアムが抱えていた不満が爆発するシーンでは、キャラクターたちの感情の衝突が丁寧に描かれています。

さらに、母娘の確執が再燃し、「家族だからこそ言えない本音」が浮かび上がる展開も必見。ヴィクトリアのデート相手ビリーの正体や、ダービーの親友ゼイン・グレアムの不満が爆発するなど、登場人物たちの人間関係の変化がきちんとドラマとして描かれている点は、本作の“ミステリー+家族劇”という二重構造を象徴していると言えます。

2位 第3話「消えたサーバー」

このエピソードは、現代の若者カルチャーやスタートアップ業界のリアルな空気感を取り入れた、内容がタイムリーな作品です。

アプリ開発ベンチャー企業で発生したサーバー盗難事件。事件そのものはシンプルですが、真相に迫る過程で、現代らしい”サイバー空間で生きる自分”を持つ若者たちが浮き彫りになります。

若者たちがプレイしていたゲームの仮想世界の画面が事件解決のヒントとなったり、資金難を隠してSNSでリッチを装っている事が判明したり、デジタル時代の人間関係や自己像の危うさが描かれています。

3位 第10話「さらば愛しき恋人」

ダービーが正体を怪しんでいたヴィクトリアのデート相手、ビリーが誘拐されてしまいます。誘拐したのは、ロシア・オルガルヒの御曹司。いかにも悪そうな、でも悪巧みがうまくいかなそうなルックスの人(笑)

実は、有名絵画をめぐる殺人の容疑者だったビリー。経歴はすべて嘘でした。ダビーが大活躍して無事に犯人を逮捕しますが、ママとビリーはお別れに。少し可哀想なママでした⋯

謎解きが面白いお騒がせ探偵スペンサーシスターズですが、我に返って俯瞰してみると、スペンサーシスターズの2人は、好奇心と行動力があるというだけ。実際に事件解決に尽力しているのは、警察の友達、医者の元カレ、IT専門家アラスター(しかも彼の恋心が原動力)だったりします。しかもみんないい人!

スペンサーシスターズ|見どころは?

「お騒がせ探偵!スペンサーシスターズ」の見どころは、主演の2人、リー・トンプソンとステイシー・ファーバーがまるで本物の親子みたいなところ。

撮影裏話として、2人は早い段階からリハーサルを繰り返し、リアルな親子感を出せるようにしたそうです。さすがプロフェッショナルですね。毎度毎度の親子喧嘩も本物の親子の喧嘩を見せられているようです。

個人的には、あんなお金持ちで人気者のママがいたらいいなと思います。娘のダービー・スペンサーは、警察を辞めて実家に戻るのですが、生活費にはまったく困りません。実家が太いから!

リー・トンプソンの圧倒的存在感|スペンサーシスターズの魅力を支える女優力

「ロレイン・マクフライ」は伊達じゃない。プロのバレエ経験に裏打ちされた演技力と存在感

リーといえば、あの役!バック・トゥー・ザ⋯

リー・トンプソンの顔を見て、どこかで見たことが⋯と思った方が多いですよね。

そうです。なんといっても、バック・トゥー・ザ・フューチャーのロレイン・マクフライ役!主人公マーティーのママ役です。

若い人はピンと来ないかもしれません。でも、一定以上の世代の人にとっては、この映画の主要キャラクターの顔は忘れたくても忘れられないくらいインパクトがあったのです。

バック・トゥー・ザ・フューチャーは、1985年から1990年にかけて制作された映画シリーズです。タイムリープものの元祖といえる映画なので、リー・トンプソンは様々な年齢のロレインを演じています。バック・トゥー・ザ・フューチャーで老け顔の特殊メイクを見ていたから、今のリーを見ても違和感がないのかもしれません。

その他のリーの出演作は、1995年から1999年に放送された「キャロラインIN NY」というコメディ(シットコム)が有名です。私はこちらは見たことがないのですが相当面白いみたいです。

ヒールを履きこなす体幹はバレエ由来!

リー・トンプソンが演じるヴィクトリアは、とてもお洒落。娘のダービーがダサい格好という設定なので、なおさらお洒落に見えるのかもしれません。

特に目をひくのがハイヒール姿です。いつでもすごく高いヒールを履いているのですが、完璧にサマになっています。

1961年5月生まれで60代のリー・トンプソン。どうしてこんなにかっこよくヒールを履きこなすのか?と調べてみました。

リー・トンプソンはもともと、子供の頃からバレエを学んでいたそうです。弱冠14歳でプロのダンサーとなったそうです。サンフランシスコ・バレエ団、ペンシルベニアのバレエ団、アメリカン・バレエ・シアターの奨学金を獲得したほどの逸材。ワオ!ダンサーとして体幹が鍛えられているから、ハイヒール姿がキマっているんですね。20歳を過ぎてリーは俳優に転身しました。一緒にバレエをやっていたリー・トンプソンのお兄さんは、長年バレエダンサーとして活躍したそうです。

それから、パープルやレッドのセットアップとか、常人では着こなせないクセ強アイテムもお洒落に着こなしていますどんな服も着こなすことができるのは、さすが大女優です。素敵な年齢の重ね方をしていますね。

まとめ

「スペンサーシスターズ」は、軽快な親子ミステリーとしてシリーズ化が期待されましたが、TV業界の混乱に巻き込まれる形でシーズン1で終了してしまいました。

でももしかすると将来的に、別の形での復活もあるかもしれません。打ち切りは残念ですが、それでも「今ある10話」はどれも見ごたえたっぷり!

今こそ、ママと娘の“ちょっとお騒がせな謎解き”を見直してみてはいかがでしょうか?

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました