メンタリスト|レッド・ジョンの正体ががっかりな理由とは?初登場&伏線も徹底解説!

結論から言うと、レッド・ジョンの正体はトーマス・マカリスター保安官。そして、その“がっかり感”が今でも議論を呼んでいます。

この記事では、「なぜがっかりだったのか」「いつどのように正体が明かされたのか」「初登場シーンはどこか」などを【ネタバレあり】で徹底解説していきます!

メンタリスト|レッド・ジョンとは何者?

アメリカの人気ドラマ『メンタリスト』(2008〜2015年放送)に登場する連続殺人犯レッド・ジョンは、シリーズ序盤から最終章に至るまでの最大の敵(ヴィラン)です。

  • 殺害人数は40人以上とも言われ、極めて残虐かつ計画的な犯行を重ねる人物。
  • 犯行現場にスマイルマーク(血で描かれたニコちゃんマーク)を残すのが特徴。

「ブレイク結社」という秘密組織の頂点に君臨しており、判事や警察官など公的権力者を支配下に置くカリスマ的存在。

その恐ろしさは、まさにシャーロック・ホームズの“モリアーティ教授”や『名探偵コナン』の“黒の組織”を彷彿とさせるスケールです。

パトリック・ジェーンとの深すぎる因縁

レッド・ジョンとパトリック・ジェーンには深い因縁があります。

ジェーンは、テレビにゲスト出演した際に、レッド・ジョンを嘲笑・挑発しました。それに怒ったレッド・ジョンは、ジェーンの妻子を殺したのです。

ジェーンが、CBIで捜査協力をしているのも、レッド・ジョンの情報を得るため。ジェーンは、レッド・ジョンに復讐することだけを考えて生きているのです。

一方の、レッド・ジョンは、強烈な自己陶酔型の人間で、自分のことを天才だと思っています。そして、ジェーンのことも同じ天才として認めていて、執拗に絡んで挑発を繰り返します。

ジェーンは、たまに人を小馬鹿にするような言動をしてしまいますよ。でもまさかそのために妻子を殺されるなんてかわいそう過ぎます。

レッド・ジョンの正体は誰だった?

「メンタリスト」のほぼ全エピソードを通じて最大の謎だったレッド・ジョンの正体は、シーズンを通して少しずつ伏線が張られますが、最終的にある意外な人物へとたどり着きます。

正体が明かされるのはいつ?

レッド・ジョンの正体が明らかになるのは、シーズン6の第8話「レッド・ジョン」です。

物語の中盤まで多くの“黒幕候補”が浮かび上がり、視聴者の考察が白熱した中での衝撃の展開でした。

正体:トーマス・マカリスター保安官

答えは、まさかの人物——トーマス・マカリスター保安官。

ナパ郡の保安官としてシーズン1に登場して以降、長らく表舞台から姿を消していた彼が、実は全ての黒幕だったのです。

レッド・ジョン|マカリスター保安官って誰?

レッド・ジョンの正体は、トーマス・マカリスター保安官でした!と言われても、誰?って思いますよね。
ここでは、トーマス・マカリスター保安官について、詳しく解説していきます。

名前 トーマス・マカリスター(Thomas McAllister)
職業 カリフォルニア州ナパ郡の保安官
年齢・家族 不詳。(見た目は50歳前後)
初登場 シーズン1 第2話「Red Hair and Silver Tape」
正体 レッド・ジョン(連続殺人鬼)

表向きは陽気な田舎の保安官。しかし、10代で初の殺人を犯し、スマイルマークを残すなど、初期からレッド・ジョンとしての片鱗を見せていた設定になっています。

レッド・ジョン初登場エピソード:ジェーンと出会っていた!

マカリスター保安官は、シーズン1の第2話「赤毛と銀色のテープ(Red Hair and Silver Tape)」で初登場。

ナパのブドウ畑で女子高生の遺体が見つかる事件で、現場に現れ、CBIチームとやりとりを交わします。

ジェーンとのやりとり(引用)

保安官:「コンサルタントね。あんた、千里眼でもあるのかい?超能力者とか?」
ジェーン:「いいえ。昔超能力者のフリをしていたことはあるけど、超能力なんてものはない。」
保安官:「ははは。じゃあ実際あんた何するんだい?」
ジェーン:「・・・。じゃんけん知ってます?」
保安官:「もちろん。」
ジェーン:「じゃあ、勝負。」

そして、マカリスター保安官とジェーンはじゃんけん対決をします。
もちろん何度やってもジョーンが勝ち、狐につままれたような表情のマカリスター保安官をリズボンたちが笑うというほっこりしたシーン。

この、何気ないやり取りが、後の大どんでん返しにつながる伏線だったとは…!見直すとゾッとします。

なぜ【がっかり】だったのか?3つの理由

「メンタリスト」において、レッド・ジョンの正体が【がっかり】と言われた理由は、単に「犯人が意外だったから」ではありません。

ここでは、具体的な“がっかり要素”を深掘りして解説します。

理由①:カリスマ性がない

レッド・ジョンはブレイク結社の首領。判事・警官・FBI関係者まで操るカリスマ的存在であるはず。

しかしマカリスター保安官には、その説得力がまったく描かれていません。

ファンの中では、「もっと大物が黒幕だと思った」という声が多数(例:CBI内部の幹部やリズボンの上司など)。

伏線の回収不足が目立ち、説得力を欠いた印象が残りました。

理由②:鳩嫌いで自滅

決戦前、ジェーンは保安官が鳩に対して極端に怯える様子を目撃。

この情報を利用し、最終決戦で鳩を放ってマカリスターをひるませ、その隙に銃撃するという、まさかの鳩エンドに。

冷酷かつ完全犯罪のプロだったレッド・ジョンが、鳩嫌い!ジェーンが仕込んだ鳩で動揺し命を落とすという展開は、視聴者にとって拍子抜けでした。

犯行現場に何らの痕跡も残さないほどの天才犯罪者レッド・ジョンが、ジェーンの前で、自分の鳩嫌いをバラすことなどするのかと筆者も疑問に思いました。

理由③:命乞いがダサすぎた

鳩にビビって怯んでいるあいだにジェーンに右脇腹を撃たれたレッド・ジョン。

そのあと、レッド・ジョンは、「頼む、殺さないでくれ。君は私と違って、善人だ。後悔するぞ」と命乞いをするのです。

犯罪史上に残るカリスマ、レッド・ジョンの最後がこれ?と、多くの視聴者ががっかりしました。

ジェーン自身も、「おまえがレッド・ジョンか。正直言ってちょっとがっかりだよ。」と拍子抜け。

その後も「殺さないでくれ。死にたくない。頼む、死にたくない。」などと命乞いを繰り返します。

最後、ただの情けない中年男になってしまったレッド・ジョン。筆者も、彼が悪の結社のカリスマリーダーだったと言われても、ピンと来ませんでした。

独自考察:なぜあえて“凡庸”な犯人にしたのか?

製作陣がなぜマカリスター保安官を黒幕に選んだのかについては、海外メディアでも議論が交わされました。

米TVガイド誌などによると、制作側の意図としては「視聴者の予想を裏切るサプライズ」を重視していたようです(※TV Guide, 2013年11月25日号インタビュー)。

しかし、その意外性が視聴者の積み上げてきた考察の崩壊を引き起こし、逆効果になってしまったとも言えます。

まとめ|“がっかり黒幕”でもドラマとしては見応え十分!

レッド・ジョンの正体が“がっかり”だったとはいえ、「メンタリスト」という作品の面白さは揺るぎません。

むしろ、「あえて平凡な人物が巨悪だった」という展開は、見方によっては非常にリアルで皮肉でもあり、記憶に残るエンディングとも言えます。

マカリスター保安官の初登場エピソードを見返すと、「あれがレッド・ジョンだったのか…」という鳥肌ものの体験ができます。ぜひ再視聴してみてください!

 

 

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