マーサー教授の殺人事件簿|【悲報】シーズン2で打ち切り!理由は?1話あらすじ&感想も(ネタバレあり)

「マーサー教授の殺人事件簿」は、マーサー教授が行動科学を駆使して殺人事件を解決していくミステリードラマです。ミステリーも面白いけれど、行動科学の勉強にもなると話題です!

本記事では、「マーサー教授の殺人事件簿のストーリー」がシーズン2で打ち切りとなった理由を解説。また、シーズン1第1話のあらすじと感想もお届けします。

ドラマで学んだ行動科学の復習もしますので、是非チェックしてみてください!

※この記事は、ドラマを見逃した方や、シリーズ打ち切りの理由を知りたい方のために、公式発表や報道情報に基づき、筆者の視点で丁寧に解説しています。

マーサー教授の殺人事件簿|シーズン2で打ち切りって本当?

「マーサー教授の殺人事件簿」は、2023年に放送されたシーズン1が高評価で、放送後すぐにシーズン2の制作が決定しました。

ところが、残念なことに、制作局のNBCは、「マーサー教授の殺人事件簿」をシーズン2で打ち切ることを発表しました。シーズン3の制作はありません。

マーサー教授の殺人事件簿はなぜ打ち切り?シーズン2で終了した理由

「マーサー教授の殺人事件簿」がシーズン2で打ち切りになった理由を解説します。

打ち切り理由1 視聴率の落ち込み

「マーサー教授の殺人事件簿」のシーズン1は、期待どおりの高視聴率でした。

でも、シーズン2は、Nielsen調査によると、平均視聴率は3.1%。NBCの番組11本のうち、7位に低迷してしまいました(出典:TVLine 2024年3月)

視聴率の低下が、「マーサー教授の殺人事件簿」の打ち切り理由です。

打ち切り理由2 脚本家のストライキ

「マーサー教授の殺人事件簿」のシーズン1の高評価は、実は脚本家のストライキが影響してました。その後、ストライキという一時的な要因が無くなったことで、シーズン2が評価を落としたことがもう1つの打ち切り理由です。

「マーサー教授の殺人事件簿」のシーズン1が制作されていた2023年、全米脚本家組合と米国映画俳優組合はストライキを始めました。所属する脚本家は1万人以上、俳優は16万人という、大規模なストライキです。

このストライキの影響で、全米のプロダクションが麻痺し、テレビ局は脚本つきのオリジナル作品を制作することが困難な状況に陥りました。

「マーサー教授の殺人事件簿」も、シーズン1の第7話まで制作が進んでいたのですが、第8話以降はストライキのためにしばらく制作がストップしていました。

皮肉なことに、このストライキの影響で一時的に競争が少なくなったことが、「マーサー教授の殺人事件簿」シーズン1の高評価につながったようで、その後制作されたシーズン2が苦戦をしいられてしまたのです。

マーサー教授の殺人事件簿|1話あらすじ(ネタバレあり)

マーサー教授の殺人事件簿シーズン1第1話「ウソつきな記憶」のストーリーをお届けします。
ちなみに、このドラマの原題は「Irrational」です。irrationalは、rationalではない、つまり「合理的ではない」という意味です。

🧠 基本設定:マーサー教授とは?

・ ウィルトン大学心理学部で行動科学を専門としているアレック・マーサー教授。

・ 「人間は非合理(Irrational)だ。だが予測がつく。」が口癖です。

・ FBI捜査官の元妻マリッサの依頼で、よくFBIの事件捜査の協力をしています。

 

🕵️‍♀️ 事件の発端:殺した記憶がある?

・ ジャスミン・カートランドという若い女性が殺害されます。

・ 元カレのディラン・ヘイズが逮捕され、ジャスミンを銃で撃ってしまったと自白。

・ しかし、アレックはディランの話す内容に違和感を感じ、「偽りの記憶では?」と疑います。

🔬 マーサー教授の行動

・ やっていないのに、やったという記憶があるなんてことがあり得るのか?

・ 大学で「人はやっていないことを“やった”と思い込む」実験を実施。

・ ディランの無実を確信。

🕸 真犯人の正体

・ アレックは、ジャスミンとディランが知り合った断酒会に潜入します。

・ ディランの相談役のレイが真犯人だと突き止めます。

・ レイはジャスミンのストーカーで、ディランをはめたのでした。

🔥 サブプロット:20年前の爆破事件

・ アレックは教会爆破事件の被害者でもあります。

・ 自身も火傷を負い、大切な人を失った過去が描かれます。

マーサー教授の殺人事件簿|1話の感想

マーサー教授の行動科学が、実に痛快でした。

立てこもり犯の説得に使った「要求を過度に受容することで、愚案だと気づかせる」作戦が特に気に入りました。

  •  ヘリコプターを用意しろ
    → 「用意するけど、屋上に停める?駐車場?どっちも難点があるよね。」
  •  赤ちゃんを人質にしている
    → 「逃走するとき、人質の赤ちゃんはどうする?母乳なの?粉ミルク?赤ちゃんは置いていくのが楽だろうけど、そうすると君の(警察に対する)優位性が失われるよね。逃亡先のどこかでゴミ置き場に置いて逃げるなら、1、2日は生き延びるかな。赤ちゃんにはブランケットを用意したほうがよさそうだね。」

犯人は、マーサー教授の話を聞いているうちに、逃げ切れないということに気づき、投降します。

たしかに、冷静になれば、立てこもりって自ら退路を断っているので無理ゲーですよね。

この立てこもりのシーンには、刑事ドラマではなく“心理戦ドラマ”としての魅力を強く感じました。

マーサー教授の殺人事件簿で学ぶ行動科学

「要求を過度に受容することで、愚案だと気づかせる」作戦以外にも、第1話では「カクテルパーティー効果」という行動科学の用語が出てきました。

カクテルパーティー効果とは:誰かと話していると、周りには注意を払わないのが普通です。でも、自分に関連する言葉や、インパクトのある言葉だけは、なぜか聞き取れてしまうという現象のことです。

例えば、カクテルパーティーのようなざわついた場所にいても、自分の名前、興味のあること、”セックス”、”火事”といった極端な言葉だけは聞こえてしまうそうです。

ありますよね。誰かが自分の悪口言ってるとなぜか聞こえる、みたいなこと(笑)

それに、逆もあると思います。聞きたくないこと(お小言とか)は、なぜか本当に聞こえてなくてスルーしてしまうという。

この、カクテルパーティー効果は、要するに、我々人間の脳のフィルタリング機能は非常に強いということです。耳から入ってきた音をフラットに情報処理しているのではなく、フィルタリングして取捨選択している。そうだとすると、1人1人の人間が見聞きしているものはそれぞれに異なると言えますよね。違う世界に生きてる、って感じなのですね。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました