マーサー教授の殺人事件簿|シーズン2で打ち切りの理由は?1話あらすじ&感想も(ネタバレあり)

「マーサー教授の殺人事件簿」は、マーサー教授が行動科学を駆使して殺人事件を解決していくミステリードラマです。ミステリーも面白いけれど、行動科学の勉強にもなると話題です!

本記事では、「マーサー教授の殺人事件簿のストーリー」がシーズン2で打ち切りとなった理由を解説。また、シーズン1第1話のあらすじと感想もお届けします。

ドラマで学んだ行動科学の復習もしますので、是非チェックしてみてください!

マーサー教授の殺人事件簿|シーズン2で打ち切りって本当?

「マーサー教授の殺人事件簿」は、2023年に放送されたシーズン1が高評価で、放送後すぐにシーズン2の制作が決定しました。

ところが、残念なことに、制作局のNBCは、「マーサー教授の殺人事件簿」をシーズン2で打ち切ることを発表しました。シーズン3の制作はありません。

 

マーサー教授の殺人事件簿|打ち切りの理由は?

「マーサー教授の殺人事件簿」がシーズン2で打ち切りになった理由を解説します。

打ち切り理由1 視聴率の落ち込み

「マーサー教授の殺人事件簿」のシーズン1は、期待どおりの高視聴率でした。
でも、シーズン2は視聴率が4%ほど落ち込み、NBCで放送された全11ドラマのうち第7位と下位でした。
これが、「マーサー教授の殺人事件簿」の打ち切り理由です。

打ち切り理由2 脚本家のストライキ

「マーサー教授の殺人事件簿」のシーズン1の高評価は、実は脚本家のストライキが影響してました。

「マーサー教授の殺人事件簿」のシーズン1が制作されていた2023年、全米脚本家組合と米国映画俳優組合はストライキを始めました。所属する脚本家は1万人以上、俳優は16万人という、大規模なストライキです。

このストライキの影響で、全米のプロダクションが麻痺し、テレビ局は脚本つきのオリジナル作品を制作することが困難な状況に陥りました。

「マーサー教授の殺人事件簿」も、シーズン1の第7話まで制作が進んでいたのですが、第8話以降はストライキのためにしばらく制作がストップしていました。

皮肉なことに、このストライキの影響で一時的に競争が少なくなったことが、「マーサー教授の殺人事件簿」シーズン1の高評価につながったようで、その後制作されたシーズン2が苦戦をしいられてしまたのです。

 

マーサー教授の殺人事件簿|1話あらすじ(ネタバレあり)

マーサー教授の殺人事件簿シーズン1第1話「ウソつきな記憶」のストーリーをお届けします。
ちなみに、このドラマの原題は「Irrasional」です。irrationalは、rationalではない、つまり「合理的ではない」という意味です。

マーサー教授とは?

ウィルトン大学心理学部で行動科学を専門としているアレック・マーサー教授。
「人間は非合理だ。だが予測がつく。」が口癖です。

マーサー教授はバツイチ。FBI捜査官の元妻マリッサの以来で、よくFBIの事件捜査の協力をしています。

マーサー教授は、専門の行動科学を巧みに駆使して、次々に事件を解決していきます。

殺した記憶があるのに、殺していない?

ジャスミン・カートランドという若い女性が殺害され、元カレのディラン・ヘイズが容疑者として逮捕されます。

ディランは、ジャスミンを銃で撃ってしまったと自白しています。

アレックはディランの話す内容に違和感を感じます。記憶の具体性がないのです。

ディランが無実だとすると、なぜやっていないのにやったという記憶があるのか。

アレックは大学である実験をしてみます。実験の結果、人はやっていないことをやったと簡単に言ってしまうものだとわかります。

誰が殺したのか?(ネタバレあり)

ディランが無実ということは、真犯人が他にいるということになります。

アレックは、ジャスミンとディランが知り合ったという断酒会に潜入します。そこで、ディランの相談役のレイが真犯人だと突き止めます。レイはジャスミンのストーカーで、ディランをはめたのでした。

20年前の教会爆破事件の謎

マーサー教授の殺人事件簿では、サブプロットとして、アレックが被害にあった20年前の教会爆破事件の真相追究が並走します。

マーサー教授はこの事件で大事な人を亡くし、自らも全身の6割に火傷を負いました。今でも顔に火傷の痕が残っているのです。

 

マーサー教授の殺人事件簿|1話の感想

マーサー教授の行動科学が、実に痛快でした。

立てこもり犯の説得に使った「要求を過度に受容することで、愚案だと気づかせる」作戦が特に気に入りました。

  •  ヘリコプターを用意しろ
    → 「用意するけど、屋上に停める?駐車場?どっちも難点があるよね。」
  •  赤ちゃんを人質にしている
    → 「逃走するとき、人質の赤ちゃんはどうする?母乳なの?粉ミルク?赤ちゃんは置いていくのが楽だろうけど、そうすると君の(警察に対する)優位性が失われるよね。逃亡先のどこかでゴミ置き場に置いて逃げるなら、1、2日は生き延びるかな。赤ちゃんにはブランケットを用意したほうがよさそうだね。」

犯人は、マーサー教授の話を聞いているうちに、逃げ切れないということに気づき、投降します。

たしかに、冷静になれば、立てこもりって自ら退路を断っているので無理ゲーですよね。

 

 

 

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