ドラマ「エルズベス」は、クセ強なエルズベス・タシオニがニューヨークで起こる数々の殺人事件を解決していく大ヒットミステリードラマです。
この記事では、ドラマ「エルズベス」の感想、シーズン3の最新情報をお届けします。さらに、エルズベス・タシオニという名前の秘密やキャスト情報もご紹介します!
ドラマ「エルズベス」|S1&S2の感想
刑事コロンボ方式が面白い!
「エルズベス」は、”フーダニット”(whodunnit)方式ではなく、刑事コロンボや古畑任三郎と同じ方式(howdunnitとかhowcatchemと呼ぶそうです)のドラマ。
まず犯行が映し出される。動機も手段も明らかな状態で、エルズベスが真相を突き止めるのを見届ける展開です。
「エルズベス」では、この方式がとてもハマっていて、面白いです。
まず、犯人がわかっているので、安心して見ていられます。ミステリーは好きだけれど、緊迫感のあるドラマを見るエネルギーがない日ってありますよね(笑)そんな日におすすめのコメディミステリーです!
それと、この方式ではクセ強な主人公がクセ強な犯人たちとやり取りをするのが醍醐味ですが、エルズベスはクセ強でグイグイいくタイプでまさにハマり役!コロンボや古畑任三郎とよく似ています。
犯人や関係者も、全員ものすごくクセ強で面白いです!
ちなみに、シーズン1の最終話「ふさわしいフィナーレ」やシーズン2の第3話「ハローウィンの悪魔」など、いくつかのエピソードではフーダニット方式が採られています。
スピンオフだけど、もと作品を知らなくても楽しめる
このドラマは、大人気ドラマシリーズ「グッド・ワイフ」のスピンオフです。
でも、もと作品を知らなくても全然オッケー。
というのも、エルズベスの過去はほとんど出てこないからです。
ストーリーは、シカゴで弁護士をしていたエルズベスが、NY市警での外部オブザーバーの仕事に就いてニューヨークに引っ越してきたところから始まります。
- シカゴで30年以上弁護士をやって一財産築いた
- テディという息子がいる
ということは出てきますが、過去絡みの話が大きく出てくることはありません。
実際私も、もと作品は見たことがありません。ミステリードラマしかみないもので⋯。
なお、グッドワイフシリーズは、2009年から2016年まで放送された全7シーズンの大人気リーガルドラマです。エルズベス・タシオニは、グッドワイフシリーズでたびたび登場する個性的な弁護士役で、ファンも多いキャラクターだったそうです。キャリー・プレストンは、グッド・ワイフでエミー賞ゲスト女優賞も受賞しています。興味のある方は、もと作品のグッドワイフシリーズも、ぜひチェックしてみてください!
ドラマ「エルズベス」|シーズン3はある?
シーズン1とシーズン2はどこで見れる?
日本では、Paramount+が独占配信しています。
Paramount+は、WOWWOWオンデマンドやAmazonPrimeVideo内の有料契約で見ることができます。
シーズン3はあるの?配信予定は?
エルズベスは、はやくもシーズン3の制作が発表されています。
様々な賞を受賞したほどのヒット作となったので、続編制作にも意欲的ですね。
具体的な配信スケジュールはまだ明らかになっていません。シーズン2が2025年5月に本国で全話放送されたばかりなので、シーズン3の配信は2026年頭くらいになるのではないかと推察します。
配信情報が解禁されましたら、お伝えしたいと思います!シーズン3も楽しみですね。
名前の秘密|エルズベス・タシオニ
エルズベスはキクとかトメ?
エルズベス(Elsbeth)という名前はあまり聞いたことがないです。
日本人にとっては、欧米人の名前の持つ歴史とかイメージってピンとこないです。でも、この名前は、ドラマでもやたらと触れられるところですよね。
調べてみたところ、エルズベスは「エリザベス」の古い形だそうです。エリザベスは、女王の名前にもなっているとおり、よくある名前です。もともとは「神に誓われた人」という意味で、古くはヘブライ語に起源があるそうです。
欧米では「エリザベス」には多くのバリエーションがあるそうです。「エルズベス」はそのバリエーションの中でも相当”古めかしい”ようです。
日本の名前だとどんなイメージなんだろうと考えてみたのですが、古いイメージの名前だとキクとかトメとかでしょうか⋯?
タシオニはイタリア系
タシオニ(Tascioni)という名前もあまり聞いたことがないですね。
ドラマでも、何度も読み間違えられています。タスキオーニとか。
調べてみたところ、タシオニはイタリア系の名前のようですが、イタリアでもマイナーな名前のようです。ということは、アメリカでは超マイナーという名前ですね。イタリア語読みだと「タッショーニ」と読むそうです。
カヤ・ブランケ役のカラ・パターソンが好き!|キャスト紹介
実力者揃いの「エルズベス」キャスト、イチオシは?
エルズベス役のキャリー・プレストンと、ワグナー警部役のウェンデル・ピアースは、名門ジュリアード音楽院の卒業生というエリート俳優です。
他にも、毎回豪華なゲスト出演者たちが登場します。このドラマは、盤石の俳優陣に支えられた面白さだといえます。
豪華な俳優陣の中で、個人的に激推ししたいのが、カヤ・ブランケ役のカラ・パターソンです。
カヤ・ブランケは制服警官で、エルズベスと行動をともにするうちにプライベートでも親しくなる存在です。
カヤは、若いけれど思慮深くて落ち着いていて、テンション高めのエルズベスと好対照。
実は超テレビ好きのカヤは。リアリティショーにハマっていたりするキュートなキャラクターです。
ワチャワチャのエルズベスは面白いけれど、ちょっとしんどいキャラなのです。でも、カヤがいてくれるから落ち着いて見ていられるのです。
カラ・パターソンのプロフィール
カラ・パターソンはフロリダ州セントピーターズバーグ生まれのアメリカ人俳優。
お母さんが16歳のときの子供だそうです。幼い頃はお母さんが通っていた大学のキャンパスで、弟と一緒に多くの時間を過ごしたそうです。
教育熱心な家庭に育ったカラは、その後ジョージア州立大学で学士号を取得し、ニューヨーク大学大学院演劇学科で美術学修士号を取得しています。素晴らしい経歴ですね。
カラは、2017年ブロードウェイの舞台「ジトニー」のレナ役を演じ、一躍有名になりました。10代の頃からレナ役を切望していたというカラは、この役をゲットするために、
とにかく電話をかけまくりました。とにかく、この舞台に加わるしかないって思ったんです。
と語っています。レナ役は若くて黒人のカラが共感するところが多かったようです。カラがいかに役づくりに情熱を注ぐタイプなのかがわかるエピソードですね。
2021年のドラマ「ターナー&フーチ」(ディズニー+)にも、警察官役で出演しているカラ。出演時、カラは妊娠中でした。カラが演じたキャラクター自体は、当時妊娠中ではなかったそうです。でも、制作陣がうまく妊娠をストーリーに盛り込んでくれたそうです。その後、カラは女の赤ちゃんを出産しています。
ドラマ「エルズベス」では制服警官姿がほとんどのカラですが、たまにみせるドレスアップ姿がとても素敵です。今後もカラの活躍に注目したいと思います!
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