ニューヨークの街並みをバックに、モデルとしか思えない美男美女たちが、あり得ない作戦を次々とぶち上げては、名探偵コナンばりのテンポでサクサク解決していく――それがドラマ『ホワイトカラー』です。
無茶苦茶な天才詐欺師ニール・キャフリーと、真面目だけど案外ノリのいいFBI捜査官ピーター・バークのバディが、大都会を舞台にスマートに事件をさばいていきます。
本記事では、そんな『ホワイトカラー』に登場する主要キャラクターとキャストを総まとめ。ニールやピーターはもちろん、FBIチームの仲間たち、ニールの相棒モジー、そしてニューヨークの街並みによく映えるモデル級の女性キャラクターたちまで、関係性と見どころをサクッとおさらいできるように整理しています。
あの軽口ばかり叩いていたモジーが、今はもう画面の向こうにしかいないと思うと・・・ちょっと胸がきゅっとなる人もいるかもしれません。
主人公:天才詐欺師 ニール・キャフリー
『ホワイトカラー』の主人公は、芸術品の偽造や詐欺の天才として名を馳せた男・ニール・キャフリーです。収監中だった彼は脱獄をはかると、いろいろあって条件つきでFBIへ協力することになります。
ニール・キャフリーを演じているのは、1977年10月11日生まれのアメリカ人俳優マット・ボマーです。『ホワイトカラー』での彼は、

こんなイケメンいる?
とびっくりしてしまうほどのとにかく圧倒的なルックス!です。182cmで、アメリカ人俳優としては特に背が高いわけではないのですが、とにかくスタイルのバランスがいいんですね。

筆者は個人的に、『ホワイトカラー』を見ていると、アニメを見ているような気分になります。マット・ボマーのパーフェクトスタイルはもはやアニメのキャラ。それほどまでに隙のないかっこよさなんですよね。
| 役名 | 俳優名 | 登場シーズン |
|---|---|---|
| ニール・キャフリー | マット・ボマー | シーズン1~6 |
| 代表作 | 『ノーマルハート』、『アメリカン・ホラー・ストーリー』など |
そんな圧倒的イケメン俳優マット・ボマーにとって、『ホワイトカラー』はキャリアを語る上で外せない代表作の一つとなっています。『ホワイトカラー』の後に出演した『ノーマル・ハート』(2014年)では、第72回ゴールデングローブ賞最優秀助演男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)を受賞し、実力派俳優の仲間入りをしました。
FBI捜査官:ピーター・バークとそのチーム
FBI捜査官で、ニールと組むことになるのがピーター・バークです。知能犯を専門に扱う部署で、ニールの才能を捜査に活かしていきます。
ピーター・バークは、真面目で妻思いな性格の持ち主。ニールとの関係は、最初は「元犯罪者とそれを監視する捜査官」という距離感ですが、物語が進むにつれて、信頼と友情が芽生えていきます。
演じるのは、1963年6月12日生まれのアメリカ人俳優ティム・ディケイです。マット・ボマーがイケメンすぎるので、忘れられがちですが、実はティムも188cm近くある高身長で親しみが湧く系の(?)イケメンです。
ちなみに、日本語吹き替え版をご覧になる方には、ピーターの声優さんが名探偵コナンの赤井秀一と同じ方だということに気づくと思います。たしか赤井さんもFBI所属だったはず。。。「ホワイトカラー」にアニメっぽさを感じるのは、赤井さんがちらつくからかもしれません。
| 役名 | 俳優名 | 登場シーズン |
|---|---|---|
| ピーター・バーク | ティム・ディケイ | シーズン1~6 |
| 代表作 | 『シークエスト』(S3)、『4400 未知からの生還者』など | |
| ダイアナ・バリガン捜査官 | マーシャ・トマソン | シーズン1~6 |
| 代表作 | 『LOST』など | |
| クリントン・ジョーンズ捜査官 | シャリフ・アトキンス | シーズン1~6 |
| 代表作 | 『ER緊急救命室』、『NCIS:ハワイ』など |

ダイアナ・バリガンは、ピーターが最も信頼を置く部下で、冷静沈着で有能な女性捜査官。潜入捜査でもデスクワークでも頼りになる存在です。
ダイアナを演じているのは、マーシャ・トマソン。 1976年1月19日生まれのイギリス人女優です。プライベートでは、女の子のお母さんです。
クリントン・ジョーンズは、フィールドで動くことが多い捜査官で、チーム全体を支える縁の下の力持ち。派手さはないものの、いないと捜査が回らないタイプのキャラクターです。
ジョーンズを演じているのは、 1975年1月29日生まれのアメリカ人俳優シャリフ・アトキンスです。『ホワイトカラー』以降も、名脇役として多くのテレビドラマに出演しています。
ニールの協力者たち:モジーとニールを取り巻く女性たち
ニールの過去を知る仲間や、彼が心を通わせる女性たちもまた、『ホワイトカラー』に欠かせない存在です。
| 役名 | 俳優名 | 登場シーズン |
|---|---|---|
| モジー | ウィリー・ガーソン | シーズン1~6 |
| 代表作 | 『セックス・アンド・ザ・シティ』など | |
| エリザベス・バーク | ティファニー・ティーセン | シーズン1~6 |
| 代表作 | 『ビバリーヒルズ青春白書』など | |
| サラ・エリス | ヒラリー・バートン | シーズン2~3 |
| 代表作 | 『One Tree Hill』『リリィ、はちみつ色の秘密』など | |
| ケイト・モロー | アレクサンドラ・ダダリオ | シーズン1(および回想) |
| 代表作 | 『パーシー・ジャクソン』、『ホワイト・ロータス』など |
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モジーは、ニールの長年の相棒であり、情報屋兼何でも屋?として超一流。ニールの無茶に付き合いながらも、皮肉まじりのユーモアで物語に程よい軽さを与えてくれます。

このモジ―が人気キャラなのは、身寄りのなかったモジ―がニールのことを家族同然に思っている健気なところがグッとくるから。ある意味、モジ―は献身的でニールのためなら何でもするような感じです。
モジ―役を演じているのは、ウィリー・ガーソンです。1964年2月20日生まれのウィリーは、『セックス・アンド・ザ・シティ』でのスタンフォード・ブラッチ役などで知られる名脇役俳優。173センチの小柄なスタイルと、人懐っこいルックスが印象的です。
でも、残念なことに・・・2021年にすい臓癌により57歳ので亡くなってしまいました。生涯を通して、300以上のテレビ番組と70以上の映画に出演した名優の早すぎる逝去に、多くのファンや仲間が嘆くことになりました。
エリザベス・バークは、ピーターの愛妻であり、バーク家の穏やかな空気を作っている人物。ピーターの相談役になるだけではなく、時には事件に関わることもあるため、ニールともとても親しい関係性を築いています。
演じているティファニー・ティーセンは 1974年1月23日生まれ。『ビバリーヒルズ青春白書』のバレリー・マローン役で一躍有名人となりました。特定の世代の人にはビビッと来る顔だと思います。
サラ・エリスは、シーズン2で保険会社の調査員としてニールと対立する立場で登場しますが、やがて恋愛感情が芽生えていく相手の一人です。
演じているのはヒラリー・バートン。1982年7月1日のアメリカ人女優です。『ホワイトカラー』は、ちょっとアニメ的なストーリーに加えて(おそらく)時代的なものもあってモデル体型の女性しか登場しません。ヒラリーももちろん、その1人。身体の細さが際立つスタイルをしています。
ケイト・モローは、行方をくらましたニールの元恋人。シーズン1で、ニールはケイトを探すために脱獄し、その後もケイトの手がかりを探し続けます。
ケイトを演じているのは、1986年3月16日ニューヨーク生まれのアレクサンドラ・ダダリオです。『ホワイトカラー』では、謎めいたキャラクターとして序盤に登場するので、あまり出番はありませんが、ちょっとティファニー・ティーセン(エリザベス・バーク役)に似ているので制作陣の好みの顔なのかなーなんて、筆者は邪推しました。
「ホワイトカラー」登場人物の関係性
『ホワイトカラー』の面白さは、事件の解決だけではありません。キャラクター同士の微妙な距離感や、信頼と裏切りが交錯する人間関係が、物語を一段と奥深いものにしています。
特に、ニールとピーターのバディ関係は、シーズンを追うごとに絶妙に形を変えながら進んでいき、視聴者をハラハラさせます。
ニール・キャフリーとピーター・バーク:信頼と疑念が揺れるバディ
本来なら「捕まえる側」と「捕まえられる側」である二人ですが、物語が進むにつれて、単なる利害関係を超えた特別な絆が生まれていきます。
最初は対立からスタート
・ピーターは、ニールを完全には信用しておらず、足首の監視用アンクレットなどで行動を制限します。
・一方で、ニールの観察眼や知識が事件解決に役立つことを目の当たりにし、「彼なしでは解けない案件もある」と認めざるを得なくなっていきます。
家族に近い関係へ
・ニールは、バーク夫妻の家に馴染むようになり、ピーターに人生相談を持ちかけたりと、次第に家族のような距離感になっていきます。
・シーズン後半になると、ニールがピーターの危機を救う場面も増え、二人の絆はより強固なものになっていきます。
それでも完全には埋まらない溝
・ニールは自由を求める気持ちを捨てきれず、ときにピーターを出し抜いて危うい橋を渡ってしまうこともあります。
・ピーターの中には常に「信じたい。でも裏切られるかもしれない」という葛藤があり、その揺れ動く感情が視聴者の心にも響きます。
犯罪者同士の絆:ニールとモジー
モジーは、ニールにとって常に“相棒”であり、“同志”でもあります。
影から支えるブレーン的存在
・ニールがFBIの監視下にある中でも、モジーは裏社会の情報収集や、ニールの計画の実行をサポートする頼れる存在です。モジ―の情報網や能力はそれこそアニメ並みです。
軽妙なやり取りが生むユーモア
・二人の会話は常に皮肉とジョークに満ちており、シリアスな展開が続く中でも、ふっと肩の力を抜かせてくれるシーンが多数あります。
・この「ニール&モジー」のコンビが好きでドラマを見続けているファンも少なくありません。
モジ―にとってニールは「家族」
・シリアスとは程遠いモジーですが、実は家族の愛に恵まれずに育ちました。そんなモジ―にとって、ニールはほぼ家族。2人で南の島に逃亡したときも、「ずっとにーるといっしょにいたい!」というモジ―の気持ちが溢れ出ます。
まとめ:「ホワイトカラー」の登場人物と続編への期待
ドラマ『ホワイトカラー』は、2009年から2014年にかけて放送された大人気ドラマシリーズです。そう。結構古いドラマシリーズなのです。
でもでも、実は、2024年6月に本作の続編が制作されることが決定したんです!10年ぶりの決定にファンは狂喜。元詐欺師のニール・キャフリーとFBI捜査官ピーター・バークのバディがまた見れるなんて最高ですね!
新作の配信が始めるまで、オリジナルの『ホワイトカラー』の復習をしっかりとしておきましょう。


