グランパは新米スパイ キャスト シーズン2:実生活の妻まで登場!豪華メンバーを一気に紹介!

テッド・ダンソンとライラ・リッチクリーク・エストラーダの写真。 作品・考察

「グランパは新米スパイ シーズン2」は、ストーリーだけでなく“キャストの妙”も大きな見どころ。
主演のグランパ探偵はますますパワフルに、シーズン2の新キャラたちもクセ者ぞろい。そしてなんといっても、主演テッド・ダンソンの“実生活の妻”まで参戦しているという贅沢っぷりです。

この記事では、「グランパは新米スパイ」シーズン2を彩るキャストたちをたっぷりご紹介します。

主演:チャールズ・ニューウェンダイク(演:テッド・ダンソン)

物語の中心はもちろんこの人、グランパ探偵ことチャールズ・ニューウェンダイク(演:テッド・ダンソン)。

シーズン1で“元大学教授にして新米スパイ”というユニークなキャラクターを確立しましたが、シーズン2では探偵としても人間としてもさらに深みが増しています。キャラクターの見どころは、

  • 年齢(1947年12月29日生まれ!)を感じさせないスタイルや身のこなし
  • いくつになっても夢中になる姿の美しさ
  • 家族や仲間たちへの圧倒的な優しさ

ですね。おじいちゃんが主役なのに、若い人たちも楽しめるという稀有な状況が成立しているのは、テッド・ダンソンの名演に依るところが大きいです。

撮影の裏話もあります。シーズン2の撮影中には、グリッター(キラキラの粉)を顔にぶつけられる場面がいくつもあるのですが、彼は遠慮がちに投げてきた若い俳優に、『顔の真ん中に思いっきり投げつけてくれ』と指示した上、なぜか口を開けたまま受け止めるというミスを犯してしまったそうです。

口いっぱいにグリッターを詰め込んだ状態でテッドはセリフを話し、その後口から取り除くのに20分を要したそうで、スタッフはグリッターを飲み込みテッド・ダンソンが死んでしまうのではないかと本気で心配したそうです。キラキラの粉、若い人でも口の中に大量に入ったら苦しいですよね。ご無事で本当によかったです・・・。

実生活の妻がモナ・マーガドフ役で登場!

シーズン2のキャストで一番の話題なのが、音楽理論教授モナ・マーガドフ役として、テッド・ダンソンの“リアル妻”メアリー・ネル・スティーンバージェンが出演しているということ。

メアリー・ネル・スティーンバージェンは、1953年2月8日生まれのアメリカ人。助演女優としてアカデミー賞やゴールデン・グローブ賞を受賞している大女優です。1995年にテッド・ダンソンと二度目の結婚をし、テッドの連れ子2人の義母となっています。

劇中のモナ・マーガドフは、

  • チャールズと同世代の74歳
  • 知的でユーモアがありつつ、色気もある
  • 自由奔放な元ロックスター

という、とても魅力的なキャラクター。

私はモナが登場したシーンで、「こんなかわいいおばあちゃん実在するの!?」と驚かされたのですが、更に(後になって)テッド・ダンソンの実の妻と知って、再びびっくりしたのでした。

メアリー・ネル・スティーンバージェンとテッド・ダンソンの写真。

もちろん、高齢な2人なので、ラブロマンス全開というよりは「人生の後半戦で出会った、大切な相棒」のような距離感です。そんな絶妙な間合いを自然に出せているのは、実生活の関係性あってこそかもしれません。

富豪ブラッド・ヴィニック役はNCISのゲイリー・コール

シーズン2のキーパーソンはウィーラー大学に寄付をする予定の卒業生ブラッド・ヴィニック。いかにも鼻持ちならない成功者といったヴィニック役を演じているのは、ゲイリー・コールです。

「グランパはスパイ」の劇中シーンのゲイリー・コール。

何度目かの結婚で娘のような若い女性と結婚していたり、アメリカの富豪がみんなやってそうな最新アンチエイジングの施術をしていたりと、皮肉めいた描写でくすりと笑わせてくれます。

1956年9月20日生まれのゲイリー・コール。2021年から『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』の特別捜査官オールデン・パーカー役の主演をしていることで有名ですね。

NCISとは違って、「グランパは新米スパイ」シーズン2では、滑稽な大富豪の役を演じているので、NCISファンの方も楽しめると思います。

キャンパス編を支える教授・職員キャスト

シーズン2の舞台はウィーラー大学。
ここで登場する教授陣のキャストがとにかく個性派揃いで、笑えるミステリーを演出しています。

アンドレア・イー:経済学教授(演:ミカエラ・コンリン)

経済学部の女性教授のアンドレア・イーは、「ブラジャーを買うお金もないこと」をネタにしている、あっけらかんとしたキャラクター。

でも実は、例の「オーロラ計画」をめぐる真相に深く関わっているんです。

演じるミカエラ・コンリンは、「BONES-骨は語る-」のアンジェラ・モンテネグロ役でおなじみです。「BONES-骨は語る-」でハリウッドの人気者の地位を確立したミカエラは、いまやドラマ界ではすっかり“見つけたらうれしい顔”のひとりです。

ベンジャミン・コール:英文学教授(演:デヴィッド・ストラザーン)

大学と文学をこよなく愛する、情熱の文学者です。新参者のチャールズに、はじめはものすごい嫌味を言い続けるのですが、嫌味も知的でとてもおもしろいです。

ウィーラー大学を愛する仲間たちにとって、みんなをつなげる「接着剤」のような存在のコール教授は、実はシーズン2の後半で重要な役割を果たすのです。

強い信念を持つ彼の葛藤と選択は、キャンパスミステリーでありながらも、どこか胸が痛くなるドラマ性を生み出しています。

そんなコール教授を演じているデヴィッド・ストラザーンは、1949年01月26日生まれのアメリカ人俳優です。1997年の映画「L.A.コンフィデンシャル」で一躍名優に仲間入りすると、2005年の「グッドナイト&グッドラック」ではヴェネチア国際映画祭では男優賞を受賞しています。

こうしてみると、「グランパは新米スパイ」は、名優がずらりのドラマなのですね。日本人の筆者としてはそこまでピンと来ませんが、わかる人が見れば「あの人も出ている!」「あの人も!」と垂涎ものなのかもしれません。

ホーリー学部長(演:ジル・タリー)

ホーリー学部長は、誰よりも大学のためを思っている頼れる存在。異常なストレスを貯めていて、液体胃薬をコーヒーに混ぜていたり、ストレスを吐き出すために毎日号泣する時間を設けていたりと、心配になるほど頑張っています。

そんなホーリー学部長は、物語の裏側に深く関わっていく重要な登場人物なんです。

演じているのは、スポンジ・ボブのカレン・プランクトン(コンピューターの妻)の声優でもおなじみのジル・タリーです。ジル・タリーはアニメ「ラウド・ハウス」のママ役など声優としての活躍が多いですが、「グランパは新米スパイ」では絶妙な表情と存在感でキーパーソンを演じきっています。

個人的なお気に入りキャラ:大富豪の若妻ケルシー

そして、こちらは全然メインキャラクターではないのですが、個人的にハマったキャラクターが、ブラッド・ヴィニックの若き妻、ケルシー(演:リサ・ギルロイ)です。

破壊力抜群のおバカキャラで、”顔芸”とキャピったしゃべりで漫才のようにボケたおすケルシー。でも実は、初めての妊娠に動揺しているかわいい面も…という、視聴者を飽きさせないキャラクターです。

私は、「グランパは新米スパイ」のコメディ要素を一手に引き受けたような彼女の潔い演技にすっかり虜になりました。

リサ・ギルロイは、カナダ出身。1989年10月22日生まれの女優・コメディアンです。いや〜、本当に最高なコメディエンヌ。ぜひみなさんも注目してみてください!

シーズン1から続投!おなじみキャストたち

シーズン2のうれしいポイントは、大学という新しい舞台に移りながらも、シーズン1からの“おなじみメンバー”がちゃんと戻ってきているところです。新キャラ中心のキャンパス編に、前シーズンのキャストが時々スッと入り込んでくることで、「あ、このドラマはちゃんとチャールズの人生の続きなんだ」と実感させてくれます。

エミリー一家:チャールズの家族

チャールズの1人娘エミリー一家は、チャールズにとって「父親」としての顔を思い出させてくれる存在。
シーズン2でも、探偵稼業に夢中な父を、暖かく見守るエミリーや、徹底的にマイペースを貫いている3人の孫たちが登場します。

エミリーを演じているのは、メアリー・エリザベス・エリス。 1979年5月11日生まれのアメリカ人女優です。

エミリー一家も、私のお気に入りキャラです。なんといっても、圧倒的なリアリティ。愛情たっぷり、でも悩みも苦しみもある。3人息子はとことんフリーダム(笑)。そんな、リアルな家族感が出ていて最高です。チャールズの魅力は、この素敵な家族に依るところも大きいですね。

探偵事務所のメンバー:仕事仲間であり、もう一つの家族

探偵事務所のスタッフたちも、今やチャールズにとって立派な「第二の家族」です。

ボスのジュリーは、シーズン2で一気に存在感が増したキャラクター。
彼女自身の“悲しい過去”と、それを乗り越えようとする家族の再生の物語が描かれ、チャールズとはまた違う角度から「大人の人生ってこうだよなぁ」と感じさせてくれます。しかもラストには、仕事一筋だったジュリーの心に、ちらりと新しい恋の予感まで。ハードワーカーな彼女がふと見せる柔らかい表情が、とても印象的です。

そんなジュリーとチャールズを陰で支えるのが、事務員のメーガン。
一見地味なポジションに見えますが、シーズン2では、彼女とボスのジュリーとの固い絆が垣間見える場面がきちんと用意されています。「ああ、この人たちは本当にお互いを支え合って生きてきたんだな」と分かる、胸がほっとあたたかくなるシーンです。
チャールズは本当に、いい事務所のドアを叩きましたね。

ジュリーを演じているのは、ライラ・リッチクリーク・エストラーダ。
1989年7月26日生まれの1児の母で、「シカゴ・メッド」などでキャリアを重ねてきた実力派女優です。インタビューでは、「『グランパは新米スパイ』のジュリー役が、これまで演じてきた中で一番好きな役」と語っていて、その言葉どおり、ジュリーには彼女の愛情と熱量がしっかり注ぎ込まれています。

ライラ・リヒクリーク (女優)の写真。

包容力たっぷりの事務員メーガンを演じているのは、ケリー・オマリー。
1969年9月5日生まれのアメリカ人女優で、主に脇役として活躍してきましたが、「控えめだけど、出てくると画面がちょっと華やぐ」タイプの、とてもきれいな人です。こうしてアップで見ると、なんという美しい髪色と瞳の色なんでしょう。

女優ケリー・オマリー の顔写真。

ジュリー、メーガン、そしてチャールズ。
この3人が揃う探偵事務所は、もはや単なる職場ではなく、

「血のつながりはないけれど、これはこれで立派な家族だよな」

と思わせてくれる、あたたかい居場所になっています。

老人ホーム「パシフィック・ビュー」で出会った仲間たち

シーズン1の舞台となった老人ホーム「パシフィック・ビュー」で出会った仲間たちも、ちゃんとシーズン2に登場します。

施設長のディディ、そして今やチャールズの大親友と呼べる存在になったカルバート。
彼らは単なる“過去に関わった人物”ではなく、チャールズの人生に今もがっつり食い込んでいる、かけがえのない友人たちです。

チャールズは、新しいミッションをこなすたびに、どんどんと友情の輪を広げていきます。
探偵事務所の仲間、大学で出会う人々、そして老人ホーム時代の友人たち──。

このドラマの大きな魅力は、
「何歳になっても、人との出会いや絆は人生にとって不可欠なものだ」
というメッセージを、押しつけがましくなく、でも確かに伝えてくれるところにあると思います。

チャールズの周りに自然と人が集まってくる様子を見ていると、“人生の後半戦”も、意外と悪くないかも…と、ちょっと前向きな気分にさせられちゃいますね。

まとめ:「グランパは新米スパイ シーズン2」はキャストで二度おいしい

「グランパは新米スパイ キャスト シーズン2」という視点で改めて見てみると、このドラマは

  • 主演テッド・ジョンソンの圧倒的な存在感
  • 実生活の妻をモナ役に起用した、夫婦ならではのかけ合い
  • 個性派ぞろいの教授陣の ensemble(アンサンブル)
  • シーズン1からの続投キャストが生み出す、安心感のある空気

と、キャストだけで何度でも楽しめる作品だとわかります。

一度ストーリーを追ってから、今度は「このキャスティングだからこのシーンが生きてるんだな」と意識して見直してみると、新しい発見がたくさんあるはず。

シーズン2をこれから見る人も、すでに見終わった人も、キャストに注目しながらもう一周してみるのもおすすめですよ!

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