異色のミステリードラマ「プロディガル・サン殺人鬼の系譜」。
“父は殺人鬼” 衝撃の設定で話題を呼んだ話題作ですが、残念ながらわずかシーズン2で打ち切り!多くのファンががっかりする結果となりました。
この記事では、
- なぜシーズン3が作られなかったのか(打ち切り理由)
- 主なキャスト紹介(日系俳優も!)
- 最終話のネタバレ
などを徹底解説します。
これから視聴を考えている方も、すでに完走済みの方も必見です!
プロディガル・サン|シーズン2でなぜ打ち切り?
「プロディガル・サン殺人鬼の系譜」のシーズン1が2019年に放送されると、その新鮮な設定がウケて大ヒットドラマとなりました。
シーズンが長く続くと思われた「プロディガル・サン」ですが、シーズン2が2023年に放送されると、翌年打ち切りが発表されました。シーズン3の制作はされないということです。なぜ打ち切りになったのか、打ち切り理由を調べました。
視聴率と人気の低下
シーズン1では新鮮に思われた設定も、エピソードが進むにつれ、「あれ、見たことがある?」と既視感を覚える視聴者が続出します。
たとえば、連続殺人犯の元を訪ねて捜査協力を得る方式は、「羊たちの沈黙」「ハンニバル」で見たことがあります。
また、主人公が手の震えや悪夢に苦しみながらプロファイラーとして活躍するのは、「エレメンタリー ホームズ&ワトソンinNY」でシャーロック・ホームズが依存症や後遺症と戦う姿と重なります。
マルコムが犯人と心理戦を交わすのは、多くのミステリーで見たことがあります。
エピソードが進むにつれ、ストーリーや設定に新鮮さがなくなり離脱する視聴者が増えました。その結果、視聴率が低下したことが、打ち切り理由の1つでした。
スケジュール調整の問題
外科医ことマーティン・ウィットリーを演じたのは、ウェールズ出身のマイケル・シーン。
マイケル・シーンは、イギリスやハリウッドで活躍する俳優です。舞台や映画・ドラマで、監督としても活動しています。また、慈善活動にも力を入れています。
とにかく、マイケル・シーンは多忙なのです。なので、「プロディガル・サン殺人鬼の系譜」では、マイケル・シーンを起用したことで、製作スケジュールの調整がとても大変だったそうです。1人の俳優のためにスケジュールを調整するというのは、予算増加にも直結することだと思います。
シーズン2で、大物俳優キャサリン・ゼタ=ジョーンズが起用されたのも、マイケル・シーンの登場シーンを減らすためだったと言われています。確かに、「大物来たー」とびっくりしたキャストでしたね。
ストーリー的に、マイケル・シーンを降板させるわけにもいかないので、シーズン3の制作は打ち切りとなったようです。
打ち切りへのファンの反応とSNSでの声
シーズン3を待ち望んでいたファンたちからは、打ち切りのニュースに落胆の声が相次ぎました。
- 制作元のFOXが良質なドラマを潰す傾向がある
- NetflixやHBOなどの他の制作会社が救済してほしい
といった声が、SNS上で見られました。ただ、残念ながら、他の制作会社も獲得を見送ったため、シーズン3は制作されず打ち切りが決定してしました。
プロディガル・サン|キャスト紹介
ここでは、「プロディガル・サン」に登場する主要キャストのプロフィールや代表尺などをご紹介します。
マルコム・ブライトに恋をする監察医のイドリサ・タナカを演じている日系の俳優にも注目です!
マルコム・ブライト役|トム・ペイン
主人公のマルコム・ブライトを演じているのは、トム・ペイン(Tom Payne)です。
トム・ペインは、1982年12月生まれのイギリス人俳優です。
「ウォーキング・デッド」のポール(ジーザス)役で有名ですね。
「プロディガル・サン」では、父親との因縁と運命に振り回されながらも、誰よりも正気を保って義務を遂行しようとする難しい役を見事に演じきっています。
時に狂気のように映る姿が圧倒的です。
マーティン・ウィットリー役|マイケル・シーン
マルコムの父であり、かつて名医だった連続殺人犯「外科医」を演じているのは、マイケル・シーン(Michael Sheen)です。
1969年2月生まれのイギリス人俳優。「グッドオーメンズ」のアジラフェル役で有名です。今でこそ髭面ですが、若い頃の髭なしの写真を見ると別人のようにシュッとしていてびっくりします。
プライベートでは、1999年にイギリスの女優ケイト・ベッキンセイルとの間に娘をもうけています。また、2019年と2022年に交際しているスウェーデン人女優との間に2人の子供をもうけています。
ジルマ・ウィットリー役|ベラミー・ヤング
マルコムの母を演じているのは、ベラミー・ヤング(Bellamy Young)です。
1970年2月のアメリカ人俳優のベラミー・ヤングは、奨学金でイエール大学に行った秀才です。
なぜか一度見たら忘れられない印象的な存在です。個人的には、アンミカに似ているように見えるんですが(笑)、みなさんどう思いますか?
イドリサ・タナカ役|ケイコ・アジェナ
「プロディガル・サン」の癒やし枠といえば、監察医のイドリサ・タナカです。イドリサ・タナカを演じているのは、ケイコ・アジェナ(Keiko Agena)です。
ケイコ・アジェナは、1973年8月生まれの日系アメリカ人俳優。ハワイ州ホノルルの出身です。
ケイコ・アジェナは、2000年の大ヒットドラマ「ギルモア・ガールズ」で有名になりました。
「プロディカル・サン」では、初登場シーンからマルコムを気に入り、興奮しちゃうかわいい役です。ヘヴィーな場面が多いこのドラマの唯一の癒やし枠で、ファンが多い役です。
プロディカル・サン|シーズン2最終回ネタバレ
残念ながらシーズン2第13話が最終回となってしまった「プロディガル・サン」。最終回のあらすじをネタバレでご紹介します。
父と息子の逃走劇
刑務所から脱獄した父マーティンは、マルコムとともに逃走しつつ、「自分が変わったことを証明したい」と言い出します。
そこで、行方不明の女性を捜索することに。マルコムが捜査をし、犯人が保安官の夫のドンだと突き止めます。犯人を痛めつけるのをやめようとするマーティンに対し、今回はやってくれと頼むマルコム。
2人は無事に行方不明の女性を助け出すことに成功します。
父と息子の直接対決
女性を救出した途端に、携帯を取り出すマルコム。父マーティンを警察につき出そうとしているのです。
逃げるマーティンに、「ウィットリー医師!」と呼びながら追いかけるマルコムが印象的です。犯人に暴行したのは、おまえが頼んだからだと怒るマーティン。
サイコパスはあなたの本質だ。
息子は厳しいことを言います。マルコムは、父親を外の世界に置きたくないのです。
ナイフを取り出すマーティン、マルコムを殺そうとしています。これに反撃したマルコムは、マーティンを刺します。
私は合っていた。我々は同じだ。
と言って笑いながら倒れ込むマーティンで、最終話は終わります。
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えー、なんか中途半端!この終わり方を観る限り、やっぱり当初はシーズン3を作る気マンマンでしたよね。こんな終わり方で、打ち切りになってしまったとは。
未回収の伏線も多く、続編を望む声はいまだにSNSをで根強いわけです。
とにかく、打ち切りが非常に残念です。
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